Information
Enjoy interior 夏色の編みカゴで楽しむ
旅で発見するインテリア Cafe編 in Melbourne
- 『ビクトリア州立図書館』にあるカフェ。
- 『Post office』 に隣接するカフェ。
- 植物の選び方 下に伸びていく植物を多く使っている事。
- 鉢のレイアウト 窓側は編みタイプの紐の鉢、コーヒーのカウンターはガラスの鉢を使い分けている点
- 照明の大きさ 植物のレイアウトに合わせて、小さい型の照明やガラスの照明を使っっている点
- 全体の空間カラー ナチュラルな色合いに、木目を使った家具やオーガニックな塗装を使い、シックなグレー色でまとめている点
- 『Queen Victoria Market 』 に隣接するカフェ。
- 『Brighton』にあるカフェ。
- 『Jazz cafe』
ここは滞在していたホテルの近くにあり、毎朝起きては、すぐ前にある公園を散歩する。その日常で、カフェラテを買っていたのがこのカフェ。毎日の日課でスタッフの方や常連客とも仲良くなって、一番お世話になったカフェです。
道路を挟んだ先に公園があるので、カウンターから見る景色も気持ち良く、カフェラテができるまで、ここに座って待つのがとても好きな時間でした。
ここで小さな発見をするのは「照明とカウンター」です。
カウンターで向き合うテーブルには、中心はボックス式になっていて、そこにナプキンや植物をさりげなく置いてあるのがわかると思います。カウンターとカウンターの隙間を収納ボックスにしているのは、家具のデザインやインテリアのアレンジにも応用できます。壁はジャズカフェという名前でわかるように、レコードのジャケットが飾られています。配置よく、ジャケットの色合いをあわせて均等に飾られているのは、片面の壁のみです。カフェの厨房になる場所の家具のデザインは、スリット型によるもの。家具の足部分を黒にすることで、スリットの木がとても鮮やかに、映えています。もちろん照明も黒色にしています。窓側のカウンターには透明のガラス球がインテリアの照明としてほのかに光って、座っている人に眩しさを感じず、静かな明かりになっています。
それぞれのカフェを訪れて
そこで発見したものは、そんなに広くない空間。その空間を色や形をバランス良く配置し、さらにデザイン性も調和している工夫は、自分の家にも参考にできる。そんなインテリアの数々のカフェを訪れました。旅の中で発見した工夫やアイデアは、次なる部屋づくりや模様替えの時に何かしらのヒントを与えてくれる。
観光も、もちろん楽しいですが、「小さな発見を探す旅」の中でインテリアの参考になる記録をするのは、普段の旅とはまた違う視点ができて、ひそかにお勧めです。次回はShop編をご紹介したいと思います。お楽しみに。
New open shop
2019年の今日は新たな試みを始めました。
以前から少しづつ作っていた植物標本をインテリアにも応用して、飾る「ボタニカルアート」を作ってみたのが昨年の事。
それをアトリエに飾っていると来訪者から「これはどこで売ってあるの?」との声をもらったのがきっかけで、販売を試みたのです。
そして、いくつかの作品をつくりだし、今日を迎えました。
全てオリジナル作品で、同じものはありません。
もし、気になる作品がありましたら、こちらのHPもぜひご覧ください。
shop名 lafsketch shop HP https://lafsketch.thebase.i
ボタニカルアートは、文庫本ぐらいの大きさの箱に入っていますので、
どこの壁にも応用できます。
飾り方はアートや写真を飾るように好きな場所に飾ってください。
例えばこんな感じに、他のインテリア小物とあわせながら、少し高い位置に置くことで
全体のバランスが取りやすくなり、印象的な部屋作りができると思います。
自由な発想で飾ってみて、自分の目線や家具の位置などを確認しながら、飾るのをお勧めします。
以前の記事で「Image wall _ 飾るアートで自分らしさの演出を作る」を参考にして頂くと、
さらにわかりやすく飾ることもできると思いますので、ぜひ試してみていかがでしょうか。
これをきっかけに新しいSHOPの作品と一緒にインテリアのヒントなども盛り込みながら
公開していこうと思っていますので、次回もぜひお楽しみに。
本の出版 -新感覚のインテリア手法-
今日は8月8日でWEBをリニュアールして1年。
ささやかな記念として、新たな事をお知らせします。
2010年から書きためていたことを2016年に、あるきっかけでセミナーで話す機会をいただきました。
それから文章を書きだすことやその編集を学びつつ、2017年に「伝える編集」で新たな取り組みが始まったのです。
その始まりから1年をかけて、出版したのが『新感覚のインテリア手法』の本です。
今までの空間という仕事に携わったことをインテリアの手法として、わかりやすく解説をしています。
ここでポイントにしているのは、インテリア手法を使って、「小さな変化」を起こすことや
その先に起きることを感覚に基づいた内容で、ご紹介しています。
いつもの日常の暮らしの中で、大きな変化を作るのはとても大変な作業です。引越しやリフォームなどがそうですね。
でも、ここでいう変化は「小さな変化」を積み重ねること。
小さな変化はきっとあなたに小さな喜びと共に、新たな力を育てる。
そんな機会になるかもしれませんね。
ミッシエル・コーのイラストと一緒に楽しく、軽く読める内容になっています。
既に読者の方々から「視点が面白い、新たな気づきがある」などの手紙や批評なども頂き、
新たな行動は出版するという過程や読者とのつながりなど多くの経験と学びを得た時間でした。
ー追伸
余談ですが、今回のお知らせで伝えたいことがもうひとつ
◾️この本を手に取って読んでみたい方へ
すぐに手に取ってみたい方は、amazonをお勧めします。『新感覚のインテリア手法』
そして、この本のことや本にまつわる話や「伝える編集」についてなどお聞きになりたい方は
「問い合わせフォーム」からお気軽にお手紙をいただけますと嬉しいです。
工房と植物 in Bali
東南アジアにあるバリ島の工房について、今回ご紹介するのは「アタ」
アタとは、インドネシアに自生するシダの植物。その茎の部分を天日干しをして、籠やマットなどを編み込み、更にそれを
燻していくことから艶やかな色が浮かび上がらせていく。この植物から工芸が作られる工程をバリ島の工房で視察してきました。
まず「アタ」の植物は工房の庭の中でもよく繁っています。
みずみずしい葉っぱの生育を見ながら、
この工房へ入る前にスコール(ニワカ雨)が降ったことで、
庭の植物がざわめくように
風が吹いてきたことを覚えています。
実際にこの「アタ」の植物茎の部分を採取し、
最初は天日干しで、こんな薄いクリーム色な茎をしています。
これが次の工芸づくりへと進んでいくのです。
植物の茎を採取してから、いくつかの段階を重ね作られる色と造形。
この美しい飴色が変化していく様はとても面白く、生産的な機械を使わずに自然と向き合う「ものづくり」であると感じました。
次にこの茎紐を使って、最初の写真にあるランチョンマットを編んでいきます。
編み方もシンプルでありながら、独特な模様を創り出しています。
編み込んだランチョンマットは、工房にある窯の中で燻製されていくのです。
その際に蒸していく燃料として使われるのが椰子の実です。
これは防虫・防腐に役立つ効能があるので、
できた工芸品が日用品としても、重宝される工芸であることもわかります。
自然の素材で作り出した「アタ」の窯の様子です。
たくさんの編まれたランチョンマットが窯の中で、
幾重に積まれて、あの美しい飴色へと変化していく工程がよくわかります。
その土地で生育する「アタ」がいくつかの工程で、生活用品として生まれる。
そのバリ島ならではの「ものづくり」は自然と共有しながら
作られていることがとてもよくわかる今回の工房視察では、生活用品として、
飾るインテリアとしても模様やデザイン性が多くの人々が惹かれる要因ではないかと思います。
この「アタ」のランチョンマットを使って普段の朝食の際に使ってみると
南国のホテルでの朝食を味わっているかのように演出できて、新たなインテリアのアレンジにも応用できます。
きっと楽しい食事の演出として、普段の料理に彩りを感じるかもしれませんね。
また、この「アタ」のランチョンマットは和風のお茶碗やお味噌汁の椀にも、とても馴染んでいるので
アジアのデザイン性という共通点があるのかと。
また、ランチョンマット以外に、ポプリを詰める壁掛けの丸カゴや買い物用のカゴなど種類は数多くあります。
今回のバリ島の工房巡りは、植物とのつながりを工夫し、その工程を踏みながら、自然な環境で作っていく。
その環境の工房で、とても魅力的な経験と学びができた旅でした。