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菓子木型美術館 - 芸術と素材の旅 -
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今回は、金沢へ行った際に、思いがけない偶然があり、さらに以前から気になっていた事に出会った話。
「菓子木型美術館」は金沢にある老舗菓子店-森八-本店の2階にあります。
江戸時代より菓子作りに使われて来た木型は、落雁などの菓子の道具です。この菓子木型約1000点ほどが展示されて、圧巻の一言。
入った瞬間、菓子木型の優美さと力強さに感動し、制作された職人の方々が考えたアイデアと表現力の豊かさにも声が出ない感覚でした。
一日中いても、全ては堪能できない。その歴史ある菓子木型の膨大な数々にも驚きでした。
また、展示の紹介分にある「木型の誕生」「木型の素材」にある内容は、本を読むようにじっくりと一文字一文字読んだのを覚えています。
菓子本来はもちろんのこと。菓子の木型と一緒にその時代の巧みな模様と優美な彫りを見て、その長い歴史を感じさせる素晴らしい場所です。
ものづくりの中に宿る「芸術」に心の底から感動した旅に、ぜひ、また足を運びたい。
金沢の菓子木型美術館は時間をかけて見るのをお勧めします。
織物テキスタイル in 金沢21世紀美術館
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初めての場所で、芸術の旅ひとコマ。
10月に嬉しいご縁があり訪れた場所は金沢21世紀美術館。
開催している日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展覧会<日々の生活 – 気づきのしるし Everyday Life – Signs of Awareness>
展示会はもちろんのこと、今回のお話は、特別ワークショップ。
今回のワークショップは、デンマークのテキスタイルデザイナーのRosa Tolnov Clausen(ローサ・トルノウ・クラウスン)から布の由来や織りの手法などについてのミニレクチャーがあり、実際に手織り機で糸を織り、織物を作るという内容。
ミニレクチャーでは、織物に関してはもちろんのことですが、織物を織る素材や道具についての話は、手織り機は日本製を使い、糸はデンマークとメキシコ製など使う。いわゆる、海外のさまざまな伝統を織りの素材と色というコミュケーションで、いくつも重ねていく手法をそれぞれが創り出すという事です。
そして、織る糸の選別や織っていく模様などは、織る人により、様々な色や模様を描き出す。全てがオリジナル作品。
さらに、開かれた場所でのワークショップは、世界各国の見学の方々がいろいろと質問、見学をしてくるので、美術館でありながら、アトリエのように賑やか!
レクチャーから機織りの実践など、2時間の予定が大幅に延長。
そして、それぞれの作品はフォトグラファーの彼により、その実体験を写真に撮って、アーカイブされていきます。
レクチャーの流れから工程、記録と見学者の質問やコミュケーションなど、全てにおいて、わかりやすく開かれた場所のような美術館、
そしてフラットな自由さを感じた面白さもあり、普段の美術館では経験できないことが豊富でした。
一日中いてもじっくりと堪能でき、とても満足した時間。
金沢の街は全体的に見ると、アート作品やオブジェがしっくりと街の中で表現されているのが、とても楽しく、違う視点も膨らみ、殊の外楽しい時間を満喫。
新たな学びとして、面白い視点を与えてくれた金沢の旅は、芸術的な風景やコトづくりも含めて、とても良い刺激を与えてくれた時間でもありました。
旅の目的に、ワークショップがある場やその時期を見つけて、行くのはとてもお勧めです。
体験を含めた旅は、観光以上にもっと面白い時間を楽しめると思います。
暮らしの食 - 郷土料理 - in 金沢
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Osechi Ryori are the traditional foods enjoyed on New Year’s day in Japan.
I looked forward to making it.
今年のおせち料理は押し寿司作りを。
この押し寿司は金沢の郷土料理をアレンジしたものです。
昨年の10月、金沢で立ち寄った白山比咩神社の茶屋で教えてもらった料理。
白山比咩神社は、白山本山の白山神社の総本宮。1300年の歴史があり、静かでおごそかな自然があり、美しい山々や透きとおった水の溢れる音、澄みきった森林の道、体の奥に心地よい風が感じとれる場所でもあります。
その場所で、今回は郷土料理である「笹の押し寿司」を体験できることができたのは、良い機会に巡り会えたように思います。
この押し寿司は、白山の水で育まれた米と水を素材に作られたもの。
作って、食べた時はほんとに美味しく、ほんのりと笹の香りがして、酢飯が程よくて、口の中でしっとりと味わえる優しい味です。
さらに押し寿司の型箱も頂いたので、今年のおせち料理は押し寿司のモザイクアート的にアレンジしてみました。
日本各地にある郷土料理は、そこの土地ならではの温かみのある味です。
その味を旅から帰って、自分の暮らしでひと工夫して、作ってみることは
お土産以上に楽しめるものです。