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2026 / 06 / 18  11:11

季節の記憶を織るコースター

季節の記憶を織るコースター

初夏の香りがするこの季節に、新たな試作品ができました。それは「自然を糸にする」ことをテーマにした織物のコースター。

 

経糸には繊細な麻糸を張り、緯糸には季節の草花をランダムに重ねながら、自由で軽やかなリズムを感じるままに織り込んでいきます。ところどころに麻糸も重ね合わせ、素朴な平織りでゆっくりと形にしていきます。

 

草花を一本ずつ織り込むたびに、布の上に小さな風景が生まれていくようで、次はどんな模様を描こうかと創造が膨らみます。そして、自然と向き合いながら織る時間は、発見に満ちていて、心が弾むひとときでもあります。

 

 

 

今回織り込んだ植物は、爽やかな香りで親しまれるレモングラスと、野菜のとうもろこしの皮。普段は何気なく目にしている植物たちも、織物の中に取り込むことで新たな表情を見せてくれます。

 

初夏は草花が勢いよく芽吹き、新緑の輝きがひときわ眩しい季節です。

生命力にあふれる植物たちに触れながら織ることで、私自身も自然から力を分けてもらっているような気持ちになります。

 

まるで植物標本を残すように、一枚一枚のコースターへ季節の記憶を織り込んでいく。

そんな試みを楽しみながら、今日もまた新たな表現を探しています。

  

 

 

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