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インテリアの「色」魔法を使って、部屋をスッキリする手法
色を使って、「小さな幸せ」を呼び寄せる。
今回のテーマは「色の魔法」により、部屋の心地よさを確かめていく楽しい手法です。
インテリアには家具や小物、食器、さらに観葉植物など沢山のアイテムがあります。
私達の暮らしはこのインテリアのアイテムと共に、生活をしています。
よく言われる「暮らしやすさ」や「心地よさ」とはどこから来るのでしょうか。
それは実際に自分の部屋をじっくりと眺めてみると、だんだんと見えて来ることがあります。
今ある部屋の空間は、自分では十分に知っているようで、意外と気づいていない事やものがあるのかもしれません。
自分の本当の心地よさを。そんな大事な部分を知るきっかけが部屋の模様替えです。
インテリア手法の中には、普段はあまり知られていない面白い手法が実は、たくさんあります。
今回はそのひとつにあるインテリアの「色」魔法を使って、
部屋をスッキリして、暮らしの愉しさをうみだす手法をご紹介します。
季節が変わっていくと、洋服もだんだんと変わっていきますね。
春服から夏服へと新たな気持ちと一緒になぜか身体も軽くなっていきます。
衣替えの季節は、いざクローゼットを片付けていくと、
部屋のあらゆる場所もじわじわと気になってきます。
まじまじと見てなかったモノが気になりはじめる。
それは、実はとても良いサインです。
なんだかまとまらない、整理できてない部屋の原因はいくつもありますが、
これを解決するインテリアには、配色という技があります。
それを使って、意外と簡単に解決することができるのです。
この優れた技には四つのコツがあり、項目ごとにまとめてみました。
1・色の統一をする。
2・暮らしに合う色を見つける。
3・色の数を減らしてみる。
4・素材を合わせていく。
それぞれの項目ごとに、詳しくご紹介していきます。
まずは最初に「色を統一」。
部屋にある沢山のモノは、同じ系統の色に統一させていく。
これは一般的ですが、とても重要です。
インテリア雑誌や専門本に必ずでてくる色の基本でもあります。
実際に自分の部屋を見渡すとあらゆる色が目につくと思います。
その中で、部屋の多くを占めている色は何色がありますか。
例えば、カーテンの色は何色でしょうか。
部屋の中でボリュームがある部分(色が大きく、広く使われている箇所)にある色が中心となります。
カーテン以外では、ラグマットやソファーカバーなどがあります。
その色についてさらに例題をご紹介します。
例えば、部屋にあるカーテンが淡いアイボリー色だとしたら、その色に近い色で
次はパステルグリーンのラグマットを敷き、アクセントには
ビビットな黄色のクッションなどを揃えてみる。
そうする事で、部屋全体が色の統一で、まとまり良く見えることができます。
これは色の配色という同じ系統の色を揃えていく手法です。
二つ目は「暮らしに合う色を見つける」。
あなたの暮らしはどんなスタイルですか。
一人暮らしなのか、または家族と一緒に暮らしているのか。
さらに言えば、自分や家族の暮らし方のスタイルもあります。
今ある暮らしの中で、そのスタイルにあった色を見つけてみましょう。
あなた自身はもちろん、あなたの家族がくつろげる色、
心地よい色を一度探ってみてください。
意外とくつろげていないなと感じているのであれば、
色の混ざりが沢山ありすぎているのかもしれません。
それを解決するのが次のコツです。
三つ目は「色の数を減らしてみる」。
これは一番気がつかない部分でもあり、ものが増えている状態でもあります。
色数が増えれば増えるほど、情報量は多くなります。
それは部屋の中も同じです。
片付けているのに、なぜか散らかっているように見えるのは、ほぼこの状態が多いです。
よくよく部屋をみていくと、棚にある小物や壁にある時計、カレンダー。
テーブルにあるのはテレビのリモコンなど様々な色が重なったり、散らばっていたりしていませんか。
モノ自体は必要なものですが、色においては、整理していく行動が必要です。
リモコンはしまうや隠すなどして、必要としない色を減らしていく。
減らしていくテクニックは、収納という箱を選んでいくと
意外とシンプルに片付けていける手法のひとつで、色も同時に減らしていける優れた技です。
この段階で収納箱や家具は目にするモノとして、
最初の項目にある「色の統一」を使って、全体の色を合わせておくとさらに有効です。
最後に「素材を合わせていく」。
素材を合わせるとは、何でしょうか。
それは簡単に言うと、作られた材質が何であるかを知ることです。
それにより、違いを知り、違和感を作らないようにする。
例えば、木製の重厚な椅子の横にプラスチックの収納棚を置いている状態はいかがでしょうか。
その組合せは素材を合わせていることにはならない上に、
部屋の調和をとるのがとても難しくなります。
さらに言えば、お互いの素材の違いがあからさまに表現された部屋は、
心地良さを半減してしまいます。
組合せるとは、それぞれの素材を知りその素材を上手く合わせていく事で、
部屋の中に調和を生みだしていきます。
違う素材を置いて印象的に見せる技もありますが、
それは素材をよく知り、そのお互いのボリューム感をリズムのように配置したりします。
それには、多くの素材を実際に触ったり素材の特徴も知る必要がありますが、
部屋の中にある素材は難しく考えなくても、
家具や小物、食器など私達はいつも暮らしの中で、沢山の素材を触っています。
その素材はキッチンで使っているのか、
リビングなのか、部屋の用途で分かれていることもあります。
そう考えていくと、意外とどの部屋にどの素材が多く使うのかも、
なんとなくわかってくるだろうと思います。
心地よさは、やはり自然の素材から生まれたものが多くあります。
自分なりに基本になる素材や基本になる色を見つけていくと、
自分や暮らしにそった「心地良さ」が見つかり、気づいていけると思います。
自分の部屋は物が多くてと嘆いている方も、
このコツを使い、スッキリさせてみてはいかがでしょうか。
大きな工事を必要とするリフォームではなく、
小さな模様替えは、色の置き方から始めていくことをおすすめします。
なかなか難しいと思った方も、とりあえず部屋の小さな部分から始めてみると行動しやすく、
達成感もあり、色の調和を早くに目にしやすいです。
洗面室、玄関は特におすすめです。
ぜひ、気持ちを軽くするために色の魔法を使って、部屋の模様かえにトライしてみませんか。